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〔注〕
(1)A1100およびA1200のいずれを用いてもよい。
(2)A5356,A5556またはA5183を用いてもよい。
(3)A5654よたはA5554を用いてもよい。
(4)用途によってはA4043が用いられる。
(5)BA4145を用いてもよい。[備考 e)参照]
(6)陽極酸化処理後,色調差を生じてはならない時はA5356を用いた方がよい。
(7)母材と同組成の溶加材が用いられることもある。

〔備考〕
a)一般的な構造物(常温および低温で使用)に対しては,表に記載された溶加材を用いるのがよい。
b)耐熱性が特に要求される場合または溶接後加工を加える場合には,できるだけ母材に近い成分の溶加材を用いるのかよい。
c)65℃を超える高温域で使用する場合には,溶加材はA5356,A5183,A5556およびA5654の使用は避けた方がよい。
  65℃以下の温度で用いられる過酸化水素関係装置用母材(例えはA5652,A5254など)の溶加材にはA5654が適している。
d)A4043は溶接割れ感受性の高い母材の組合せの溶接に適してしいるが,溶接部の延性およびじん性か必要な場合または,陽極酸化処理後,色調差を生じてはならない場合には,その使用を避けた方がよい。
e)BA4145〔JIS Z3263,「アルミニウム合金ろうおよびフレージングシート」に規定されたろう合金(9.3~10.7Si,3.3~4.7Cu)〕は溶加材としてはJIS Z3232には規定されていないが,2000系合金の溶加材としては有効な場合があるので,表中に引用した。
f)溶接棒および電極ワイヤを示す記号BYおよびWYは省略。
g)母材のうち展伸材の形状を示す記号は省略したので,いずれの形状のものにも適用可。